ワンタッチで使いやすい！スタイリッシュなストライプ柄の雨傘「Tie Plain×Stripe GREEN」の開発秘話を公開｜株式会社槙田商店

外側はシックな無地で、内側にはネクタイを思い起こさせるストライプ柄がデザインされたおしゃれな雨傘。
どんなシーンにもマッチするこの商品は、どのように開発されたのでしょうか。

株式会社槙田商店 常務取締役の槇田洋一さんに、「Tie Plain×Stripe GREEN」の開発に関するお話や商品へ込めた想いなどについて伺いました。

弊社が拠点を置く山梨県東部は、ネクタイ生地の生産量が日本一です。

富士山を望む山梨県は、農作物が育ちにくい火山灰土という土地柄により、古くから養蚕業が営まれてきました。
絹織物が盛んに作られ、やがて高級絹織物として名高い「甲斐絹」が生まれます。

この「甲斐絹」を織り上げる高い技術が、山梨県をネクタイ生地製造の国内シェア日本一に導いたのです。

私たちは、歴史のある山梨県の織物産業、そして山梨県産のネクタイ生地に誇りを持っています。

その想いを込め、ネクタイの柄として印象的なストライプを取り入れた雨傘「Tie Plain×Stripe GREEN」を開発しました。

私たちは、傘の製造を生地の裁断からすべて自社で行なっています。
使用する生地は、自社工場及び提携先にてジャカード織りという方法で織られている織物です。

本商品にもこの生地が用いられていますが、本商品を含む「Tie シリーズ」の生地の製造は大変難しいものでした。

この織物は、柄をきれいに表現しようとすると、雨傘に使う生地としての機能が落ちてしまうのです。

しかし、「Tie シリーズ」の最大の特徴はネクタイのようなストライプ柄にあります。

雨傘に最適で、なおかつきれいなストライプ柄の生地をなんとかして織り上げようと、私たちは試行錯誤を重ねました。

苦労の末、機能性と美しい柄を絶妙に持ちあわせた生地が完成したのです。

「Tie Plain×Stripe GREEN」には、表が無地で裏がストライプというデザインが採用されています。

これは、江戸時代に流行った「裏勝り（うらまさり）」というおしゃれに由来するものです。

「裏勝り」とは、幕府より贅沢を禁じる法令が出されたにも関わらず、おしゃれを楽しみたかった江戸の商人が、羽織の裏地に派手で美しい生地を貼っていたことを言います。

そして、「裏勝り」で使われていた生地も、山梨県で織られていたのです。

そこで私たちは裏地で魅せることにこだわり、伝統的な地元の織物に敬意を表してこのデザインを取り入れました。

今、世の中に出回っている傘は、ビニール傘のように手に入れやすいものが多くを占めています。

思い入れのない傘は、手放すのも簡単です。一方お気に入りの傘は、雨を防ぐだけでなくファッションの一部としても活躍します。
使うほどに情が移り、ずっと持っていたい特別な1本へと変わっていくのです。

私たちは、ひとつの物を大切に使い続ける素晴らしさをたくさんの人にお届けしたいという想いを込めて、ものづくりをしています。

「Tie Plain×Stripe GREEN」は、弊社の職人が技術や知識、経験を結集させて作り上げた逸品です。

長く使って傷んできたら、修理もお引き受けします。
いつも近くに置いて、お手入れしながら大切にご使用ください。

「Tie Plain×Stripe GREEN」をご購入いただいた方からは、

「とても高級感があり、プレゼントしたら喜ばれました。」
「作りが丈夫でデザインも美しい、素敵な傘です。」

というような口コミがたくさん届いています。

本商品の特徴は、スーツにもカジュアルな服装にも合わせられる色と柄です。

頭の上に広がるストライプ柄は、控えめにファッションを彩ってくれます。
ぜひ、一生ものの傘としてお手元に置いてください。

商品名：Tie Plain×Stripe GREEN
価格：8,800円（税込）

・Instagram https://www.instagram.com/makitashoten_1866/

・Facebook https://www.facebook.com/makita1866

・Twitter https://twitter.com/MakitaShoten