グラスの底に富士山が封じ込められたロックグラス
細部まで繊細に表現された富士山が封じ込められた「江戸硝子 富士山ロックグラス 桜切子」。
この美しいグラスは、どのような技術と発想によって誕生したのでしょうか。
田島硝子株式会社の代表取締役である田嶌大輔さんに取材しました。
飲み物の色が富士山に映り込むグラスを開発したきっかけとは?
弊社は1956年に創業したガラス工房で、伝統工芸品である江戸硝子や江戸切子を活かしたガラス器を制作しています。
これまでに、業務用や贈答用など幅広い場面でお使いいただけるガラス器を数万アイテム作り続けてきました。
このロックグラスは、これまでに製作してきた「富士山グラスシリーズ」の第3弾として企画したものです。
第1弾はビール用、第2弾は日本酒用と使い方を絞ったものだったので、第3弾ではさまざまな飲み物に使っていただけるグラスを目指しました。
機械を開発することで、富士山のデザインを実現
グラスの底に富士山がデザインされているため、製造においてひと工夫が必要でした。
通常の場合は鉄竿の先に高温のガラスを巻き取り、金型の中で回しながら膨らませる「型吹き」という技法をとるのですが、今回のデザインではその方法は使えません。
そこで、回さなくても、回して作る「型吹き」と同じような艶やかさを出せる機械を開発したんです。
また、富士山はデザインの要となるものなので、実物を忠実に再現できるよう原型をおこすところからこだわっています。
「江戸硝子 富士山ロックグラス 桜切子」への反響
「おみやげグランプリ2015」にて、グランプリと観光庁長官賞を受賞しております。
また、あるお客様からは、
「富士山とウイスキーが大好きな夫が重い病に倒れ、もう回復も難しい状態でした。
誕生日プレゼントにこのロックグラスを贈ったところ、久しぶりの笑顔でおいしそうに麦茶を飲んでくれました」
とお礼のお手紙を頂戴したこともあります。
モノづくり企業として、大きな喜びを感じた出来事でした。
商品名:江戸硝子 富士山ロックグラス 桜切子
価格:7,150円(税込)
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トレンド調査 ベストプレゼント編集部
江戸硝子には日本の伝統技法が使われており、特別感もあります。
伝統工芸に関心のある人や富士山が好きな人へ、プレゼントしてみてはいかがでしょうか。