コンパクトながらも1台で6役もの調理をこなす「低温コンベクションオーブン TSF601」の開発秘話とは？｜テスコム電機株式会社

低温調理器やノンフライヤー、フードドライヤーなど、計6つの機能を備えたオーブントースター。
とても便利で画期的なこの商品は、どのように開発されたのでしょうか。

「低温コンベクションオーブン TSF601」誕生にまつわるお話を、テスコム電機株式会社 プロダクト事業本部 プロダクト推進部の戸谷 成俊さんに伺いました。

昨今、新機能を備えた調理家電が次々と発売されています。

一方で、便利な調理家電は魅力的だけれど、スペースに限りのあるキッチンでこれ以上家電が増えれば置く場所に困るという方も多くいらっしゃいます。

そこで弊社では、朝食のパンを焼くためだけに使う人が多いオーブントースターに、6つの役割を持たせることにしました。

複数の家電を1台のオーブントースターに置き換えることで、スペースの確保ができると考えたのです。

これまで弊社では、美容家電や調理家電、生活家電など多くの製品を扱ってきましたが、オーブントースターに関しては新しいカテゴリへのチャレンジでした。

そのうえ、これまでのオーブントースターにはない低温調理機能が盛り込まれているので、低温での細かな温度制御に大変苦労しました。

試行錯誤を重ねた結果、弊社で手掛けている美容家電の技術を応用することで、35℃から70℃までの低温において5℃刻みの設定が可能になりました。

幅広い温度設定ができることは、料理の可能性を広げることにもつながっています。

「低温コンベクションオーブン TSF601」は、ファスナー付きプラスチックバッグ「ジップロック®」や「ジップロック®コンテナー」に入れた食材を、そのまま低温調理することができます。

ジップロック®を販売する旭化成ホームプロダクツ株式会社より、業界で初めてジップロック®のまま低温調理を行うことができる家電として公式に認められました。

ぜひジップロック®も活用して、料理の幅を広げてみてください。

※使用可能なジップロック®・使用上の注意につきましてはこちらをご確認下さい。
https://www.tescom-japan.co.jp/news/10341

開発にあたり、本体のデザインや設計にもこだわりました。

操作はダイヤル式で、初めて見た人でもすぐに使い方がわかるようにしています。

また、温度や時間を設定する際、ボタン式では目的の数字になるまで連打や長押しをしなければなりませんが、ダイヤル式であれば細かい設定がしやすくなります。

そのほか、ドア部分の設計も工夫しました。

まずガラス面ですが、どの角度からでも庫内が見えるようになっており、料理ができあがっていく過程を楽しめます。

そしてハンドルは、ミトンを着けたままでも開けやすいデザインにしました。
美味しそうにできあがった料理をすぐに取り出したいとき、ミトンを着けたり外したりするもどかしさがありません。

「低温コンベクションオーブン TSF601」では、あえて自動モードを除外しました。
最長12時間まで設定できるタイマーを使用し、いわゆる「ほったらかし調理」で時間を有効活用しながらも、料理する楽しみを味わっていただくためです。

安心して長時間調理ができるよう、安全にも配慮しています。

高温用と低温用のダイヤルは別に設置しており、低温用ダイヤルを使用しているときにのみ長時間調理機能が稼働する工夫をしました。

多機能なオーブントースターを取り入れることによって新しいライフスタイルを確立し、充実した生活を楽しんでいただきたいというのが私たちの願いです。

実際に使っていただいた方からは、

「低温調理でお肉が柔らかく美味しく仕上がりました。」
「ビーフジャーキーやドライフルーツが手軽にでき、乾燥も早かったです。」

このような嬉しい感想をたくさん頂戴しました。

また、オリジナルのレシピなどを、SNSに投稿してくださる方もいらっしゃいます。

商品名：低温コンベクションオーブン TSF601
価格：16,280円（税込）

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