ココナッツオイルってどんなもの?
今人気のココナッツオイルは、ココヤシの実から作られたオイルです。味はありませんが、特にエクストラバージンココナッツオイルの場合、ココナッツのいい香りが漂います。
1日の摂取量は、大さじ2杯が目安とされており、それほど多くないので毎日摂取しやすいです。
また、ココナッツオイルは熱に強く酸化しにくいという特徴があるので、常温保存ができるという点も嬉しいポイント。
20~25℃で固まる性質があるため、冬場は固まることが多いですが、溶かせば問題なく使えます。
ココナッツオイルの成分と栄養も見逃せない!
ココナッツオイルは、体内への吸収率が良く、他の油脂とは違いすぐに肝臓で分解されます。すると、ケトン体という物質になり、蓄積された脂肪から燃焼させる働きをします。
ケトン体は、糖質の代わりにエネルギーとなる物質なので、糖質制限をしている人にもココナッツオイルは人気があります。
カロリーは他の油脂と同程度で、1gあたり約9kcal、大さじ1杯で約111kcalですが、上のような特徴から健康や美容に関心の高い人から選ばれています。
他にも、食物繊維やビタミンEなど大切な栄養素がたくさんあります。ただし、いくら早く効果を得たいと思っても、1日の摂取量は守るようにしましょう。
最適なココナッツオイルの選び方
品質を表すグレードをチェック!
いざココナッツオイルを選ぼうとすると、たくさんの種類があって迷うことがあります。
なかでも、品質を表すグレードは、忘れずにチェックしたい項目です。ほとんどの商品はラベルに記載があるので、購入する前によく見てください。
ココナッツオイルの種類は、3つに分かれます。
・バージンココナッツオイル
・エクストラバージンココナッツオイル
・RBDココナッツオイル
ここでは、それぞれの特徴やおすすめのポイントについて詳しくご紹介します。
栄養素そのまま!バージンココナッツオイル
バージンココナッツオイルは、生のココナッツから取り出したオイルです。
ココナッツ本来の香りや風味が生きており、栄養成分もそのまま残っているので、健康や美容効果を期待したい人におすすめします。
しかし、日本ではエクストラバージンココナッツオイルと、バージンココナッツオイルの記載に明確な基準がありません。
栄養素にこだわりたい人は、バージンココナッツオイル以上のグレードを選びましょう。
高品質!エクストラバージンココナッツオイル
エクストラバージンココナッツオイルは、バージンココナッツオイルよりもさらにグレードが高いものを指します。
香りや品質が一段と良いので、こだわって選びたい人にはエクストラバージンココナッツオイルが人気です。
RBDココナッツオイルは無臭で使いやすい
RBDココナッツオイルは、乾燥させたココナッツに科学溶剤を使って取り出したものです。精製されており香りもないので、特有の香りが苦手な人に人気があります。
しかし、ココナッツ本来のビタミンや栄養素が失われてしまうため、注意が必要です。
他のグレードに比べて安価ではありますが、可能であればバージンココナッツオイル以上のグレードをおすすめします。
どんな製法で作られたかにも注目する
ココナッツオイルを選ぶときは、製造工程にも注目しましょう。
原料となるのは、実の中にある胚乳と呼ばれる部分で、この胚乳に様々な処理をすることで作られます。
ココナッツオイルの製法には、2つあります。
・加熱製法
・非加熱製法(コールドプレス)
それぞれ特徴やおすすめの使い方がありますので、使う目的に合わせて選びましょう。
加熱製法は香りが苦手な人におすすめ
加熱製法の場合、まず胚乳を乾燥させてから細かく砕きます。その後、加熱をしながら圧搾することで、精製されたココナッツオイルが作られます。
香りや味がないので、ココナッツ特有の香りが苦手な人に人気で、料理そのものの香りを邪魔したくない場合にも使われることが多いです。
栄養にこだわりたいなら非加熱製法
非加熱製法では、40℃以下の低温でじっくり加熱し圧搾するので、ココナッツの栄養素が残りやすいと言われています。
栄養素をそのまま取り入れたい人は、非加熱製法を選びましょう。
また、最低限の熱しか加えないため、香りや味も損なわれません。香りを嗅ぐと、まるで南国にいるようなリラックス気分に浸れるでしょう。
中鎖脂肪酸の含有量をチェック!
まず、脂肪酸とは油脂を構成する物質のひとつで、種類や並び方が異なるため油脂にも様々な種類があります。
一般的な油脂に含まれているのが長鎖脂肪酸で、ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が多く含まれています。
中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸の長さの半分しかなく、消化経路が異なります。そのため、一般的な油脂の約4倍早く分解され、エネルギーになりやすいという点が特徴です。
そのため、エネルギーを貯め込みたくない人から人気を集めています。
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸60%以上
ココナッツオイルの特徴のひとつに、中鎖脂肪酸が60%以上含まれていることが挙げられます。
他の油脂よりも多く含まれているので、貯め込みにくく、すぐにエネルギーに変えることができます。
そのため、健康や美容に気を遣う人におすすめです。
MCTオイルは中鎖脂肪酸100%!
中鎖脂肪酸を100%含むオイルが、MCTオイル。MCTオイルは、ココナッツなどから集められた自然由来の成分で作られている点が特徴です。
安全性が高いと言われており、昔から医療現場で使われてきましたが、現在では一般の人からの人気も高まっています。
オーガニックは安全性の目安
ココナッツオイルを選ぶ際には、オーガニック認証のマークがあるかどうかもチェックしましょう。
体に直接取り入れるので、化学物質が排除されたものを選ぶことをおすすめします。
日本のJAS、アメリカのUSDAなど、各国で認証機関が異なります。安全性に不安がある人は、より多くの国でオーガニック認証を受けたものを選ぶと良いです。
香りの強さは好みと目的で選ぶ
同じココナッツオイルでも、ブランドや製法の違いによって香りの強さに違いがあります。初めて選ぶ場合には、いくつか比較したり、口コミを参考にするなどして選びましょう。
使う人の好みで選ぶ方法はもちろん、何に使うかによって選ぶ方法もおすすめです。
たとえば、ドリンクやお菓子作りに使う場合は、ココナッツの香りを楽しむのも良いですね。反対に、料理の香りを生かしたいときには、ココナッツの香りが控えめなものを選ぶと美味しく仕上がります。
食用ココナッツオイル人気ランキングTOP7!
ここからは、食用に人気のココナッツオイルランキングTOP7をご紹介します。オーガニックのものや低温圧搾のものなど、各社安全性や品質の良さに気を配りながら作っています。
一般的な液体タイプのもの以外にも、カプセルタイプのものもあります。無理せず続けられるように、自分の生活スタイルに合わせて選んでくださいね。
第7位 MCTオイル(仙台勝山館)
こちらのオイルは、ココナッツを原料として作られたMCTオイルです。中鎖脂肪酸が100%含まれているので、健康や美容を日々意識して過ごしている人に多く選ばれています。
MCTオイルは、ココナッツオイルと異なり無臭なので、ココナッツの香りが苦手な人に人気があります。味や風味を邪魔しないため、様々な料理にも使いやすく、毎日違う方法で取り入れられます。
さらに、冬でも固まらずサラサラの液体のままなので、使いやすいと評判です。特に、サラダやデザートなど、加熱せずにサッとかけて食べたいときに重宝します。
第6位 有機エキストラヴァージン ココナッツオイル 425g(ブラウンシュガーファースト)
ココナッツオイルの甘い香りが好きな人には、ブラウンシュガーファーストのココナッツオイルが人気。自然な香りが特徴で、お菓子作りや料理に使うとより一層美味しさを引き立てます。
オーガニックのココナッツを厳選して作られているエキストラバージンココナッツオイルのため、香りや風味がとても良いです。そのため、そのまま食べても美味しいと口コミでも評価されています。
さらに、余分な熱を加えない低温圧搾製法で、その日のうちにボトルに詰められています。ココナッツのフレッシュな美味しさが楽しめるので、飽きずに最後まで使いきれます。
第5位 ココナッツオイル100%カプセル(ウエルネスライフサイエンス)
このココナッツオイルは、カプセルの中に入っており、他のココナッツオイルより手軽に摂取できます。
持ち運びにも便利なので、職場や外出先でも取り入れたいという人におすすめです。
また、母乳の成分でもあるラウリン酸を約50%も含んでいます。ラウリン酸は、免疫力アップに役立つとされており、毎日元気に過ごしたい場合にぴったりです。
使われているココナッツオイルは、世界でも有数のココナッツ輸出国であるフィリピン産で、火山灰土で育ったもの。
農薬などを一切使っていないので、品質にこだわる人も満足できます。
第4位 エキストラバージンココナッツオイル 360g(エクーア)
品質の良いココナッツオイルを探している人には、こちらがぴったり。
有機JAS認定の他に、ハラル認証やコーシャ認証など、世界の厳しい認証試験にも合格しているので、様々な食習慣がある人から人気です。
無精製・無添加で、フィリピンで育ったオーガニックのココナッツから作られています。エキストラバージンココナッツオイルで、ココナッツの有効成分を効率良く摂取できます。
また、ココナッツ畑は自社で保有しており、製造も自社工場で行っています。生産から製造まで一括管理し、安全にこだわって作られているという点が魅力です。
第3位 ナチュレオ ココナッツオイル100% 912g(生活科学研究会)
ナチュレオのココナッツオイルは、最低限の精製をしているので、栄養素はほぼ維持しながらも香りがありません。
そのため、ココナッツオイルを試したいけれど香りが苦手という人に人気があります。
約91%の飽和脂肪酸を含んでおり、酸化しにくいという点が特徴です。温度や湿度にも強く、活性酸素を作りにくいと言われているので、美容に役立ちます。
さらに、免疫力向上を手助けすると言われるラウリン酸が46.5%含まれています。
健康な体作りに働きかけるので、普段から健康に気を遣って生活している人へのプレゼントにも喜ばれます。
第2位 エキストラバージンココナッツオイル エクスぺラー 360g(ココウェル)
ココウェルのココナッツオイルは、40℃以下の温風で乾燥させてからコールドプレス製法で作られています。
ココナッツの酵素を保ったままオイルにしているので、栄養素をダイレクトに摂取できます。
また、ココナッツはオーガニックで栽培されたもので、エキストラバージンのグレードです。高品質のココナッツオイルを探している人におすすめします。
コールドプレス製法の際に、水分を0.1%以下になるまで極力少なくしています。
こうすることによって、劣化しにくい安定した品質のココナッツオイルになるので、長期間保存できます。
第1位 オーガニックバージンココナッツオイル 463g(レインフォレストハーブ)
オーガニックの品質に注目して選びたい人には、こちらのココナッツオイルが最適です。
有機JAS認証の他に、USDAやヨーロッパ有機栽培認証も取得しており、世界の各機関から認められています。
原料の入庫から出荷までの過程において、適正製造規範を取得し、安全に気を遣いながら製造されたココナッツオイル。
シンプルな製造過程なので、よりココナッツの美味しさが感じられると人気です。
さらに、パッケージは内分泌攪乱物質を避けることができるガラス瓶が使われています。
ココナッツオイルそのものだけでなく、パッケージにもこだわっているので、小さなお子さんからお年寄りまで幅広い年代の人にぴったりです。
スキンケア用ココナッツオイル人気ランキングTOP5!
次に、スキンケアにぴったりなココナッツオイルの人気ランキングTOP5をご紹介します。
オイルなのでべたつきを心配する人もいますが、ココナッツオイルは比較的さらっとしているので使いやすいです。少量ずつ手に取り、髪や肌になじませるとしっかり保湿できます。
また、食用とは異なり、スキンケア用に精製して使いやすくしたものも多くみられます。目的や好みに合わせて選んでくださいね。
第5位 キャリアオイル ココナッツオイル(7エステ)
こちらのココナッツオイルは、分子が小さく皮膚に浸透しやすいという特徴があります。そのため、マッサージに使うと美容成分を体に取り入れやすくなるのでおすすめです。
キャリアオイルとは、植物から抽出されたオイルのことで、そのままマッサージしたりアロマオイルを混ぜて使ったりします。
保存料や香料を使っていないので、手作りコスメが好きな人にもぴったりです。
手のひらで温めてからじっくり顔になじませると、メイク落としとして使用できます。
また、髪の毛に少量塗ってヘアケアとしても使えるので、ひとつあると重宝するココナッツオイルです。
第4位 ココナッツオイル 500ml(自然化粧品研究所)
スキンケア用に高度な精製がされたものを探している人には、このココナッツオイルが人気です。
酸化安定性に優れており、長期間品質が保たれるので、焦って使う必要がありません。
少量手に伸ばしてから髪に塗布すると、ヘアケアトリートメントとして使えます。さらに、他のオイルや精油と混ぜてから肌になじませると、保湿力が高まるのでおすすめです。
また、遮光のプラボトルに入っているという点も魅力のひとつ。酸化の原因となる光を遮りながら、使い終わったあと処分もしやすいので、使う人にとっては便利なアイテムです。
第3位 オーガニック・ココナッツオイル 200ml(マンデイムーン)
マンデイムーンのココナッツオイルは、オーガニックで栽培されたココナッツから作られています。手作りコスメを趣味としている人からも人気です。
パッケージがオイルを出しやすい形状になっているので、マッサージをするとき少量ずつ手にとりやすいという声が多く聞かれます。
ヘアケアやクレンジングに使う際には、1度手になじませてから使ってくださいね。
パッケージは、ECOペットボトルかアルミパックから選べます。
ECOペットボトルは、トウモロコシ由来の成分で作られており、生分解されるので、環境に配慮されているという点も魅力です。
第2位 精製ココナッツオイル 500ml(マカダミ屋)
安心・安全な製品を作るために、原料や製造過程にこだわって作られたのが、この精製ココナッツオイル。合成物質が使われていないので、自然の恵みを実感できます。
ラウリン酸の他に、オレイン酸やリノールさんなど、美容に役立つ成分が多く含まれており、より多くの有効成分を体に取り入れられると話題になっています。
サラサラしたオイルなので、べたつきが苦手な人にも人気があります。
マッサージをする際には、オイルの量を自分好みに加減しながら行い、どうしても気になる場合にはタオルなどで優しくオフするといいですよ。
第1位 オーガニックバージンココナッツオイル 140ml(ココウェル)
スキンケア用のココナッツオイルも品質にこだわりたいという人には、こちらがおすすめ。
エコサートやUSDAの認証を受けたオーガニック製品なので、安全性が高いと話題です。
オイル特有のべたつきがなく、肌や髪に使っても違和感がないため、全身のスキンケアがこれひとつでできます。
のびが良いので、ヘアケアやヘアパックに使う場合は少量ずつ試してくださいね。
また、高い保湿力があるので、洗顔後化粧水を塗ったあとにこちらのココナッツオイルを使うと効果的。美容に関心の高い女性にも、満足してもらえると評判です。
余らせない!ココナッツオイルの使い方
毎日の食卓でちょい足し!
サラダ油やオリーブオイルなどに比べると、ココナッツオイルはどうしても使用頻度が下がってしまいますよね。
なかには、せっかく買ったのに余らせてしまったという人もいます。
品質が良いまま使い切るために、毎日の食卓で少しずつ摂取することをおすすめします。
例えば、トーストに塗るとバター代わりになりますし、ヨーグルトに入れるとコクがアップして美味しさが引き立ちますよ。
加熱料理やお菓子作りにも幅広く使えて便利!
そのまま摂取するイメージがあるココナッツオイルですが、過熱料理にも意外と合います。
ココナッツオイルは熱に強いという特徴があるので、熱しても成分が劣化する可能性が少ないです。
たとえば、カレーに使うとマイルドになりますし、揚げ物や炒め物に使うと油臭さが抑えられます。
また、ケーキなどのお菓子作りに使うと、ココナッツオイル特有の香りがプラスされ、風味良く仕上がります。体に良い手作りお菓子を作りたい人におすすめの使い方です。
ココナッツオイル入りのお菓子も大人気
クワドラティーニ(ローカー)
こちらは、5枚のウエハースにクリームがサンドされた一口サイズのお菓子。
イタリアにあるローカーが製造しており、サクサクとした食感と濃厚なクリームが病みつきになると人気です。
また、自然の原材料のみを使い、製造過程も徹底管理をするというこだわりで作られています。
着色料や保存料も使っていないので、品質にこだわったお菓子が食べたいという人におすすめです。
袋状のパッケージですが、止めシールが付いており、食べている途中で封をすることができます。
食べきれないときに重宝するパッケージなので、外出時のおやつにもぴったりですね。
ココナッツオイル×チョコレート 6袋(ブルボン)
チョコレート好きの人におすすめなのが、こちらのお菓子。
ココナッツオイルが入ったチョコレートクリームをさらにチョコレートで包んでいるので、濃厚な美味しさが味わえます。
使用されているココナッツオイルはバージンココナッツオイルですが、香りが強過ぎないのでどなたでも食べやすいです。
ココナッツの栄養素がそのまま含まれているオイルなので、美味しいだけでなく健康増進にも役立ちますよ。
また、ココナッツオイルに加えてココナッツの粉末も入っています。シャリシャリとした特有の食感が楽しめるので、ココナッツ好きも満足できるお菓子です。
おわりに
健康や美容にと人気が高く、魅力がたっぷり詰まったココナッツオイル。
ご紹介したように様々な種類がありますが、ポイントをしっかり押さえればぴったりのものが見つかりやすいです。
ぜひ参考にして、美味しく健康的に過ごしてくださいね。