編集部おすすめ
昇進祝いに贈るプレゼントの選び方
選び方のポイント
- 仕事に関する実用的なもので好みに関係なく使いやすいものを選ぶ
- 年齢や家族構成に気を付ける
- 目上の人に腕時計や筆記具などは失礼にあたる
- 引っ越しする場合は邪魔に思われないものにする
昇進祝いは仕事に関するお祝いなので、オフィスで使えるものや仕事で役に立つ実用的なものをプレゼントすると喜ばれます。失敗しないためのポイントは、好みに関係なく使ってもらうことができるよう、上質でシンプルなものを選ぶことです。
もし親しい間柄で相手の好みがよく分かっているなら、それに合わせたもので構いません。喜ばれるものをプレゼントしましょう。
注意すべきことは、あまりに年齢に不釣り合いなものを贈ったり、独身なのに家族用のものを贈ったりすることです。相手に不快な思いをさせないように、年齢や家族の有無などをしっかりと考慮して選びましょう。
また、相手が目上の人の場合、腕時計・ボールペンなどの筆記具・ビジネスバッグなどは「仕事をもっと頑張りなさい」という意味合いが含まれるプレゼントなので贈ってはいけません。同様にベルトは「気を抜くな」、靴や靴下は「相手を踏みつける」などという意味を持つので避けましょう。
栄転の場合は引っ越しを伴うことも多いです。そのとき荷物の邪魔にならないように、大きなものや負担に感じてしまいそうなものは選ばない方が無難です。新しい一歩をささやかに応援できるものを選びましょう。
昇進祝いのプレゼントの平均予算は?相場はいくら?
関係性別の予算相場
- 全体相場/3000円-30000円
- 会社内・部署内/10000円-30000円
- 友人/3000円-10000円
- 取引先/20000円-30000円
ベストプレゼント編集部が「昇進祝いのプレゼントを買ったことがある男女150人」に「昇進祝いのプレゼントを買う場合の予算」について2024年1月にアンケート調査を実施しました。
昇進祝いに贈るプレゼントの全体的な相場は、「3,000円~30,000円」程度です。相手との関係性によって予算相場が異なります。
会社内や部署内の人のお祝いの場合、「10,000円~30,000円」の範囲の回答が全体の約65%を占めていました。ただし、複数人でお金を出し合って贈るときと個人で贈るときで予算相場が異なります。複数人で贈った方が一人当たりの金額を安くすることができますが、その場合、個人でプレゼントを渡すのはマナー違反になるので、必ずどちらかにしましょう。
友人に贈る場合は、「3,000円~10,000円」の範囲の回答が全体の約70%を占めていました。高額すぎるものは受け取った方が気を遣ってしまうので避けましょう。
取引先の人の場合は、「20,000円~30,000円」の範囲の回答が全体の約60%を占めていました。大きい会社の場合就任式を行うことがあり、会費制のものはお祝いも会費に含まれているので特別なお祝いは不要です。
昇進祝いのプレゼントに熨斗(のし)は必要?書き方は?
昇進祝いのプレゼントの熨斗の書き方
- 昇進祝いのプレゼントに熨斗は必要
- 内熨斗と外熨斗があるが、内熨斗が無難
- 表書きは「祝御昇進」、専務や社長の場合「御就任御祝」
- 複数人の場合全員書ききれなければ別紙に書く
まず、昇進祝いのプレゼントに熨斗は必要です。
品物に直接かけて上から包装する「内熨斗」と、包装の上からかける「外熨斗」と2種類の方法がありますが、地方によって考え方が違います。わからない場合は内熨斗の方が無難です。
一般的には表書きは「祝御昇進」と書きます。専務や社長などになる場合のみ「御就任御祝」と書きましょう。
複数人で贈る場合、名前は上司の名前を一番右に書き、全員の名前を横に書きます。書ききれない場合には代表者の名前のみを記入して左側に「外一同」と書き、別紙に全員の名前を書いて中包みに入れましょう。
取引先へのおすすめの昇進祝いのプレゼントは?
取引先への昇進祝いのプレゼント
- 高価すぎるものは避ける
- 食べ物や飲み物など後に残らないものが良い
- 贈り手の氏名はフルネームで書く
取引先の方とは毎日顔を合わせるわけでははありません。高額すぎるものは逆に気を使わせてしまうことになりかねないので控えましょう。
負担に思われないようにするには、食べ物などの後に残らないプレゼントがおすすめです。自分では買わない高級スイーツや、仕事中にほっと一息入れるときに飲めるコーヒーなどが喜ばれます。
熨斗には「祝御就任」と書き、相手の方の個人名を書く方法と、相手の方の会社名と贈る方の企業名を記入する方法があります。贈り手(あなた)の氏名は必ずフルネームで書きましょう。
【昇進祝いに喜ばれるプレゼント 人気ランキングTOP10】
昇進という喜ばしいことを素敵なプレゼントと共にお祝いしましょう。昇進祝いに喜ばれるプレゼントをランキングでご紹介しますので、イメージや予算など参考にしてください。
ハンカチ
1,000円〜5,000円 (税込)
社会的に地位が上がれば、その分社会人としての身だしなみにも気を使う必要があります。ハンカチは毎日使う消耗品であり何枚あっても困らず、デザインもそこまでこだわりなく使ってもらえるので、昇進祝いのプレゼントにぴったりです。
仕事だけではなく、プライベートでも使うことができるアイテムであるということもポイントです。よく使うものなので、吸水性に優れたきちんとしたものを選びましょう。
相手が女性の場合、花束のように可愛らしくラッピングされているタオルハンカチが人気です。生花は貰ってもちょっと困るという女性もいますが、ハンカチは実用品なので安心です。
ただし、ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と読むことから別れを意味すると言われ、元々は贈り物には向かないアイテムでした。最近は実用的ということもあって気にする人は少なくなりましたが、念のため目上の人には贈らない方が良いでしょう。
また、白いハンカチは亡くなった人にかける手ぬぐいを思い出させるということで、贈り物には向いていません。ビジネスの場に相応しい落ち着いたデザインで、白以外のものを選びましょう。
カタログギフト
5,000円〜30,000円 (税込)
昇進祝いのプレゼントにはカタログギフトが人気です。カタログギフトは好きなものを好きなタイミングで頼むことができるので、会社でしか付き合いがないなど好みがよくわからない人に贈るプレゼントに重宝します。
商品の価格が分かりにくいということもポイントです。値段がわからないと受け取った方はあまり負担に感じなくて済みます。
カタログ自体はコンパクトなので、渡したときに持ち帰るのに困らないというメリットもあります。
また昇進に伴って引っ越しすることも多く、引っ越し前に荷物を増やすのはためらわれますが、カタログギフトなら落ち着いてから必要なものを受け取ってもらえるので安心です。
最近では食事券や温泉旅行、マッサージ、エステなどの体験型のギフトも充実しているので、「昇進して忙しくなるだろうけど、疲れを癒して欲しい」という思いを伝えることもできます。
ただし、人によってはカタログギフトはそっけないプレゼントだとあまり快く思わない人もいるので、渡す際には必ず「カタログギフトを選んだのは、好きなものを選んでいただきたいと思ったからです」という趣旨の言葉やメッセージカードなどを添えましょう。
万年筆
10,000円〜30,000円 (税込)
筆記具は色々な人の目にとまりやすいアイテムなので、肩書が上がると共に立派なものを使ってもらいたいと、昇進祝いに万年筆をプレゼントする人が多いです。
昇進すると、それまで以上に大切な契約など重要な書類にサインをする機会が増えます。その際安い使い捨てのボールペンではいまひとつ格好がつきませんし、部下も増えるので仕事ができる上司の印象を持ってもらうためには万年筆がおすすめです。
万年筆は耐久性に優れているので、きちんと手入れすれば一生使うことができるという長所もありです。特別な筆記具というイメージがあるので、責任が重くなったことを自覚して仕事に対するモチベーションもアップします。
購入するときは書き心地を確かめたいので、ネットではなくお店に行って直接手に取り、太さや重さ、書き心地を確認して選びましょう。
ただし、万年筆のような筆記具のプレゼントには、「もっと頑張って仕事をしてください」という意味が含まれていると言われています。目上の人には贈らないように注意しましょう。
しかし、上司から部下へ贈る場合には、「これからも頑張って仕事をしてください」という応援の意味になるのでプレゼントに最適です。
お酒
5,000円〜30,000円 (税込)
祝い酒という言葉があるように、お酒は縁起の良い贈り物なので、お酒が好きな人にはぴったりの昇進祝いのプレゼントです。たとえ他の人とかぶってしまったとしても、お酒が好きな人にとっては何本貰っても嬉しいものですし、賞味期限も長いので慌てて消費しなくても大丈夫です。
特に喜ばれるのは、なかなか手に入らないような珍しいお酒です。手に入りにくい焼酎など、自宅で家族や友人たちと楽しめるようなお酒を選びましょう。
一升瓶は「一生いいことが続く」という意味があり、縁起物としてプレゼントに人気があります。銘柄も「福祝」や「来福」など縁起が良いものを選びましょう。
また、鏡開きというのは「鏡を開く」ことから「運が開く」と考えられ、樽酒も縁起が良いと言われています。ひとつの樽からそれぞれの枡へお酒を分けるのも、福を分かち合うという意味があります。
名刺入れ
5,000円〜30,000円 (税込)
昇進して肩書が変わるので、合わせて名刺も新しくなります。心機一転という気持ちを込めて名刺入れも新しいものをプレゼントすると喜ばれます。
昇進祝いなので、それまで使っていたものより少し高級な名刺入れをプレゼントしましょう。良い名刺入れを使うと仕事に対するモチベーションも上がります。
男性に贈るときは、黒やグレーなどの落ち着いたカラーのもので、シンプルなデザインのものを選びましょう。
女性に贈るときは、華やかで明るいパステルカラーなどの女性らしいデザインがおすすめです。ただし派手な柄があるものは避け、内側に多少模様が付いている程度のものにしましょう。
男性でも女性でもスムーズに名刺交換するために、自分の名刺といただいた名刺を分けてしまえるような仕切りやポケットが付いているものを選びましょう。
財布
10,000円〜30,000円 (税込)
昇進など環境の変化をきっかけにして財布を変える人は多いです。特に初めて肩書が付くような人には、昇進祝いに風格のある財布をプレゼントすると喜ばれます。お勘定の際に一目置かれるような素敵な財布を選びましょう。
男性と女性では重視するポイントに違いがあり、男性は機能性を重視し女性はデザインにこだわります。財布は頻繁に使うものなので、できるだけ好みにぴったりなものをプレゼントするためにも、事前に好みを把握しておくことが大切です。
長財布にするか二つ折り財布にするかということも配慮すべきポイントです。男性はポケットに入れる人が多いので二つ折り財布が人気ですが、女性はバッグに入れておく人が多いので長財布を選ぶ人が多いです。小銭入れを別に持っている人もいます。
知名度の高いブランドの財布は品質は保証されていますが、ロゴが嫌味に見られたり他の方が似たようなものを持っている可能性があります。ノンブランドのものは個性を出すことができ他の方とかぶることは少ないですが、粗悪品である可能性もあるので注意しましょう。
ボールペン
5,000円〜20,000円 (税込)
昇進して肩書が付くと、書類を作成したりサインしたりする機会が増えてきます。今までは安いボールペンで対応していた人も、昇進を機に見た目にもスマートな高級ボールペンを使いたいと思う人は多いので、昇進祝いのプレゼントにボールペンを贈ると喜ばれます。
好みにそれほど左右されないアイテムであるということもポイントです。営業職の人へプレゼントするならスーツに似合うシンプルなカラーとデザインのものを、サービス業の人へは相手の好きな色や個性に合わせたものを選びましょう。
替え芯が手に入れやすいものであることも重要です。インクがなくなってしまったらもう使えなくなってしまうので、替え芯が手に入れやすいメジャーなものが良いでしょう。
ただし、万年筆と同様にボールペンも筆記具なので、目上の方へのプレゼントには向きません。しかし実用的なものなので喜ばれることが多く、プレゼント候補から外してしまうのはもったいないです。目上の人に贈る場合は、念のためにマナー違反であることは分かっているということを伝えましょう。
名入れギフト
5,000円〜30,000円 (税込)
名入れされているとそれだけで自分だけの特別なものという感じがして愛着が持てます。プレゼントに贈るととても喜ばれるので、昇進祝いのプレゼントとしてもおすすめです。
仕事で使うアイテムなら、USBメモリやボールペンなどが人気です。同じようなものを使っている人が多いと紛失しやすいですが、名前が入っていれば安心です。
お酒好きな人には、ワインや焼酎のラベルをオリジナルでデザインすることもできます。名前やメッセージなどを入れて贈れば、よい記念になります。
コインケースも人気があります。あまり使ったことがないという人でも、プレゼントを機に使い始めることも多く、イニシャルや名前が入っていれば愛着が持てます。
外出が少なく主にデスクで作業している人には、湯呑みやマグカップなどが良いでしょう。オフィスでは自分のマグカップを持参してい人も多いため、名前入りなら間違えることがありませんし、すぐに見つけることができます。
メガネをかけている人なら、メガネケースもおすすめです。メガネ自体にはこだわりを持っていても、ケースにはほとんどこだわりがないという人も多いので、おしゃれなメガネケースに名入れをしてプレゼントすると喜ばれます。
ワイン
5,000円〜30,000円 (税込)
お祝いの贈り物として定番のワインですが、昇進祝いのプレゼントとしても人気があります。年齢や性別に関係なく、ワインが好きな人なら喜んでもらえます。アルコールが苦手な人やワインが得意でない人もいるので、事前に確認してから贈りましょう。
お祝いに人気なのは、金箔が入っているキラキラした華やかなワインです。誕生年の年号のワインや入社年の年号のワインなどもおススメです。おしゃれなグラスなどをセットにして贈るとさらに喜ばれます。
また、ワインには疲労回復効果や血液をサラサラにする効果があるともいわれ、昇進して忙しくなる人にはぴったりのプレゼントです。
ブドウの果皮や種子には抗酸化物質である「フラボノイド」が含まれており、安眠効果もあるので睡眠時間が削られてしまう人にもおすすめです。
花・フラワーギフト
5,000円〜20,000円 (税込)
お祝いギフトといえば花束が定番です。お祝いの席では他のプレゼントと一緒に花束を渡すというのがお決まりのパターンとして定着していますが、近年は花束だけでなく様々なフラワーギフトが人気となっています。
生花に枯れないような特別な加工を施したプリザーブドフラワーは、いつまでもきれいな状態を保つことができるので人気があります。
フラワーアレンジメントされたものは、花瓶を持っていない人でもそのまま飾ることができるというメリットがありです。
女性に贈るのであれば、マスコットなどがついた可愛らしい観葉植物もおすすめです。生活が変わって水をあげるのを忘れても大丈夫なように、水やりの心配が少ないものを選びましょう。
また、お祝いの花というと胡蝶蘭の鉢植えが有名です。「幸福を運んでくる」という花言葉を持ち、鉢植えは「根付く=根を張ってしっかり仕事をする」という意味に考えられるのでお祝いにぴったりです。
もし花束を贈る場合は、お祝いごとなので「割れない数」である奇数にして贈りましょう。また割れ物の花瓶を一緒に贈ることはマナー違反とされているので気を付けましょう。
昇進祝いに喜ばれるプレゼント一覧
商品画像 |
1
位
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2
位
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3
位
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4
位
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5
位
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6
位
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7
位
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8
位
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9
位
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10
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商品名 | 花・フラワーギフト | ワイン | 名入れギフト | ボールペン | 財布 | 名刺入れ | お酒 | 万年筆 | カタログギフト | ハンカチ |
価格 | 5,000円〜20,000円(税込) | 5,000円〜30,000円(税込) | 5,000円〜30,000円(税込) | 5,000円〜20,000円(税込) | 10,000円〜30,000円(税込) | 5,000円〜30,000円(税込) | 5,000円〜30,000円(税込) | 10,000円〜30,000円(税込) | 5,000円〜30,000円(税込) | 1,000円〜5,000円(税込) |
詳細 |
昇進祝いのプレゼントは相手との関係性を考慮して選びましょう。
人気の昇進祝いのプレゼントについてご紹介しましたが、参考になりましたか?昇進したということはそれまでの仕事が認められたということであり、とても嬉しいことです。素敵なプレゼントを贈ってみんなでお祝いしてあげましょう。是非、プレゼント選びの参考にしてください。