只見産米100%、香り豊かな「米焼酎 ねっか」
香り豊かで食事に合う米焼酎。
福島県只見産米100%で造られているこちらの「米焼酎 ねっか」は、どのように開発されたのでしょうか。
合同会社ねっかの代表社員 脇坂斉弘さんに、開発の経緯や苦労など様々なお話を伺いました。
「米焼酎 ねっか」開発のきっかけとは?
「米焼酎 ねっか」に使用している米の産地、福島県只見町は豊かな自然が自慢です。
気候に恵まれた良質な米の産地ですが、近年は過疎化や高齢化が進み、手つかずで放置されたままの田んぼが増えています。
また、豪雪地帯なので冬場の農業収入がないというのも悩みでした。
こうした只見町の美しい田園風景の危機に、私たちは立ち上がりました。
只見産米の有効活用や冬場の雇用創出などを通じて、地域産業を活性化させるため、合同会社ねっかを創業し、地元の米を使った焼酎を造るに至ったのです。
特産品焼酎製造免許で動き出した米焼酎造り
酒を造るには、酒類製造免許が必要です。
しかし、新たに免許を取得することはほぼ不可能に近く、只見の米を使った地酒造りは出だしからつまずきました。
その後、特産品焼酎製造免許という、地元の特産品を使った焼酎造りに特化した免許があることを知り、ようやく地酒造りが動き出したのです。
とはいえ、この免許を取得するための条件が非常に厳しく、大変苦労してなんとか取得まで漕ぎつけました。
こだわりの大吟醸のような香り
私たちは、日本酒の吟醸のようにフルーティな香りを持つ米焼酎を目指していました。
それは今までの米焼酎にはない特徴であり、米の品種から使用する麹や酵母、蒸留の温度までなにもかもが一からのスタートとなりました。
米の品種の組み合わせや、玄米の削り具合を示す精米歩合の調整をくり返し、最良の状態を見つけるためにかかった期間は2年です。
それからさらに2年をかけてねっか用酵母の開発に取り組み、より華やかな香りを追求しました。
私たちは5軒の米農家で始めた酒造会社であるため、研究等に関しては公的な施設である福島県ハイテクセンターに協力してもらい、香りの分析をくり返す日々でした。
そうしてできあがった米焼酎からは、日本酒大吟醸の3倍もの吟醸香が香ります。
今もなお、より良いものを目指して研究を続けています。
長期貯蔵の米焼酎と地域に根ざした取り組み
蒸留酒である焼酎の良さは、常温保存で大切に寝かせておけば、長く置くほど味わい深くなっていくことです。
今、樽で寝かせている米焼酎も、長期貯蔵酒として発売しようと考えています。
そして私たちは、長期貯蔵の特徴を生かしたある取り組みを行っています。
只見町の小学5年生に、「ねっか」造りに関わってもらっているのです。
子どもたちは、田植えと稲刈りをし、自分の焼酎ラベルを作ります。その米で作られた焼酎は、9年間寝かされ彼らの成人式でプレゼントされます。
彼らの中から米作りや酒造りに興味を持ち、将来只見の産業を支えてくれる人が出てきたら、こんなに嬉しいことはありません。
福島県只見町と「米焼酎 ねっか」の未来
弊社は、弊社の持つすべての農場において、JGAP認証を取得することができました。
これは、食品安全・労働安全・環境保全・人権福祉など定められた基準を満たしている農場に与えられる認証で、将来的に農場経営が続いていくと認められたことを意味します。
弊社が育てた只見産米100%の「米焼酎 ねっか」により福島県只見町が発展し、「ねっか」を多くの方に知っていただくことで、米焼酎の魅力も伝えられれば幸いです。
「米焼酎 ねっか」を実際に飲んでみた人の感想
「米焼酎 ねっか」を飲んでくださったお客さまからは、
「日本酒のように香り高い焼酎は初めてでした。」
「焼酎は苦手だったが、ねっかは美味しいと思いました。」
など、たくさんの喜びの声が届いています。
私たちのこだわりが詰まった「米焼酎 ねっか」は、和食によく合いますが、特にお鮨との相性が抜群です。ぜひ、お試し下さい。
商品名:米焼酎 ねっか
価格:720ml…1,500円(税別)、1,800ml…3,000円(税別)
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トレンド調査 ベストプレゼント編集部
蒸留酒である焼酎は糖質やプリン体がないので、体に気を使っている方にもおすすめします。
「和食と一緒に、いろいろな飲み方で香りを楽しんで。」
など、今までの焼酎とは違った味わいを感じてもらえるような一言を添えて、贈ってみてはいかがでしょうか。