ハッと目をひく青が「筆描き」の技術で施された塗箸
美しい青のアクセントと、星のようにキラキラした装飾が印象的な塗箸。
「夜空」と名付けられたこの芸術的なアイテムは、どのようにして誕生したのでしょうか。
今回は、「夜空 大 23cm 桐箱入り」の開発秘話を、株式会社マツ勘 企画室の嶋田愛梨さんにお話を伺いました。
「夜空」が生まれたきっかけとは?
「夜空」は、箸職人・的場政義さんの手によって生まれたものです。
18歳で若狭塗の職人の道へと進んだ的場さんは、伝統的な研ぎ出しという技法で若狭塗のお箸を20年以上作り続けた後、全く新しい「筆描き」という技法を箸作りに取り入れました。
幼い頃から毎日のように絵を描いていた的場さんだからこそ、箸をキャンパスに見立てて筆で描くことを実現できたのです。
この筆描きを使った塗箸作品として誕生した「夜空」は、的場さんの代表作のひとつとなりました。
見る人それぞれの夜空を思わせるお箸
的場さんはいつでもお箸のことが頭にあり、新たなアイディアが浮かぶと夜中でも工房に籠って夢中で試行錯誤を繰り返す、生粋の職人です。
しかし、同時に遊びにも全力で取り組む一面がありました。
ボウリングや社交ダンスや歌など多彩な趣味を楽しみ、そこからもお箸を作るためのヒントを見つけているそうです。
「夜空」のデザインには洗練された美しさと遊び心があり、見る人によってそれぞれ異なる風景を思い起こさせます。
そこには、「自分が美しいと思った瞬間を箸作りに生かしたい」と言う的場さんの、お箸への愛と遊び心が表れているのだと思います。
伝統から新しい塗箸へ
若狭塗は、江戸時代に松浦三十郎という小浜藩の御用職人がはじめたと言われています。
貝や卵の殻をちりばめて漆を重ね、研ぎだすことでキラキラと光る模様を作り出すのが特徴です。
的場さんのお箸は、伝統的な若狭塗箸のデザインとは一線を画した全く新しいものです。
しかし、福井県小浜の身近な自然が原点になっているという点は、昔ながらの若狭塗と共通しています。
一大産地で新たな技術を表現することは容易ではありませんが、この伝統工芸が息づく若狭の地だからこそ、的場さんのアイディアが美しいお箸を生んだのでしょう。
「夜空」にかける思い
機械で生産する方法もある中、的場さんは一貫して手作業での制作を続けてきました。
また、食洗機への対応や箸先のすべり止め加工といった、使いやすくするための工夫が凝らされています。
これらは、的場さんの「この子たちをたくさんの人に使ってもらいたい」という思いの表れです。
お箸に人生をかけた的場さんの思いが込められた箸が、多くの方に届くことを願っています。
書籍・「はしはうたう」
『はしはうたう』は、的場さんのお箸と、人生について書かれています。
読んだ後に、「夜空」をはじめとする的場さんのお箸を使っていただくご飯に、特別な思いを感じられるような内容です。
ぜひこちらもお読みいただけたら幸いです。
「夜空」を使った方の感想は?
ご使用いただいたお客様からは、
「高級感があって上品で、写真で見ていた以上に美しくてびっくりしました」
「食洗機に対応しているのがうれしい」
「女性にも使いやすいサイズで、見た目にも美しいのでご飯の時間がいつも楽しみです」
など、大変ご好評をいただいております。
日本の方はもちろんのこと、外国の方に向けたプレゼントとしてもお喜びいただいている商品です。
商品名:【名入れ対応可】夜空 大 23cm 桐箱入り
価格:3300円
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トレンド調査 ベストプレゼント編集部
桐箱にきちんとおさめられているため、新生活をはじめる方へのプレゼントとしてもおすすめします。
元気の源は、まずご飯をおいしく食べることです。
「しっかり食べてがんばってね」という応援とともに、大切な方へ贈ってみてはいかがでしょうか。