クールなデザインの缶入り日本酒
芸術的でクールなボトルデザインと、デザインのイメージに合った味わいが特徴の缶入り日本酒。
この斬新な商品は、どのように開発されたのでしょうか。
SakeBottlers株式会社 代表取締役社長の鈴木将之さんに、「HITOMAKU CHALLENGE BLUE / HAVEFUN RED」の開発秘話や購入した人の感想などについて伺いました。
日本酒缶「HITOMAKU」開発のきっかけとは?
2000年のある日、私は福島県で「飛露喜(ひろき)」というお酒を飲む機会に恵まれました。それまでも日本酒はそこそこ飲んではいましたが、その味に衝撃を受け、日本酒に目覚めました。
日本酒を楽しむ日々のなかで気付いたのは、20代~30代の若者の多くが日本酒に親しみがないということです。
また、日本酒は難しい、日本酒は和食と一緒に飲まなければいけない、と思っている人もたくさんいます。
私はその概念を覆し、様々なシーンで飲みたいときに気軽に飲める日本酒を作りたいと考えるようになりました。
そして、日本酒が繋いでくれた多くの人に支えられながら、作り上げたのがこの「HITOMAKU CHALLENGE BLUE」と「HITOMAKU HAVEFUN RED」でした。
どんな場面にも合う気軽で自由な日本酒を目指して
これら2種類の日本酒は、日本酒ボトル缶ブランド「HITOMAKU」の商品です。
コロナ禍の中、今後どんな日本酒の未来になればよいのか、多種多様な意見を求めて、日本酒に関わる人が集うオンラインサロンに参加しました。
当ブランドの商品には、そこで得られた杜氏、販売店、飲食店や一般の日本酒好きの人など多方面の人々の声が反映されています。そんな中、未来へつなげるアイディアとして最もよいと考えたのが、日本酒ボトル缶でした。
「HITOMAKU」は、「日本酒缶のニュースタンダードを作る」をコンセプトに作られた、時間や場所、人、シーンなどに縛られずに楽しめる日本酒を提案するブランドです。
言い換えると、「今まで飲み物はあったが日本酒がなかったシーンで日本酒を飲む」という、日本酒が存在する環境を広げることがテーマです。
多くのシチュエーションに合う日本酒であることから、映画や舞台のワンシーンをイメージし、「HITOMAKU(一幕)」と名付けました。
手に取りやすく、メリットが多いボトル缶
日本酒の多くは一升瓶や四合瓶に詰められており、飲みきれない、重い、場所を取ると不便な点も多くあります。
飲みきりサイズの日本酒といえばカップ酒ですが、ラベルやイメージの問題があり、若い人はなかなか手が出にくいということが調査の結果判明しました。
しかし少量、手軽という概念は今の時代に合っている。
これを以下の4点でアップデートし、マイナスを払拭することで手に取りやすくなると考えました。
・どこへでも持ち歩けること。
・スタイルよく飲むために缶の形から見直すこと。
・飲んでもらいたいユーザーを考えた酒質にすること。
・手に取っていてプラスイメージになる圧倒的なビジュアル。
また、アルミ製の缶はガラス瓶に比べて軽く遮光性も高いうえ、酸素の遮断性にも優れているため日本酒の保存が簡単です。
ボトル缶から直に飲むことができるので、器も必要ありません。しっかりふたができるため、飲みかけでも持ち歩けて、こぼしたり割れたりする心配がないのも缶ならではの利点です。
醸造所でボトルデザインをライブペインティング
ボトル缶を開発するにあたり、カップ酒のように手に取ることを躊躇してしまうものではなく、手に取りたくなるものを作ろうと考えました。
目指したのは、これは日本酒なのか?と思われるアート、また、キャンプやスポーツ観戦などのアウトドアシーンでも堂々と手にでき、SNS映えするデザインです。
そして、本商品の日本酒を醸造する酒蔵内にて、ボトルデザイン用のアートをライブで制作。概念にとらわれず幅広いアートを展開する「株式会社OVERALLs」に依頼し、YouTubeで3時間の生配信をしながらライブペイントを行いました。
その場でできあがった2枚のアートを、本商品のラベルアートに採用しています。ボトルの外側と中身が同じ場所で生まれた奇跡的な時間でした。
「CHALLENGE」と「HAVEFUN」の世界観を伝えるために
本商品は、ボトルデザインと中身の日本酒の味のイメージに開きがないように設計しています。それは、テーマを決めてからデザインとお酒の味を組み立てているからです。
自社醸造をしない弊社は、そのような意図を汲み取ってくれ、なおかつ普段醸造している日本酒がテーマのイメージに近い蔵を探しました。
そして「BLUE」を大分県の小松酒造場に、「RED」を茨城県の結城酒造に委託したのです。作りたい日本酒のテーマを単語やイメージに置き換え、杜氏とアーティストに伝えることにより、デザインと味が同じ世界観になるようにしました。
シチュエーションと料理のペアリング
「HITOMAKU CHALLENGE BLUE」は挑戦したい、成し遂げた、頑張ったときに飲みたい日本酒です。気持ちを引き締めるような味とするためには酸味が重要と考えました。
ライチのような柑橘系の酸味を中心にまろやかな甘みも持たせており、原料にはキレの良さが出る「大分三井」という大分県特産の酒米を使っています。
また、一般的なお肉料理はもちろん、羊肉のように少しクセのあるお肉とも相性がよくなるように仕上げています。お肉の脂や香辛料、ソースなどともうまく調和します。
一方「HITOMAKU HAVEFUN RED」は、皆で明るく楽しく飲みたいときに合う味を目指しました。甘くまるみのある味と豊かな香りを作り出すために、岡山県の「赤磐雄町米」というブランド酒米を使っています。
こちらは野菜料理に合わせるのがおすすめです。少し苦味のある料理ですと、お酒の甘みがより際立ちます。常温に近い程度に冷やすと、最も美味しく飲んでいただけます。
本商品はどちらも缶から直に飲むことを考慮し、アルコール度数を低めに設定しました。日本酒初心者の方、お酒が好きなのに弱い方、どちらかというとワイン派の方にもお試しいただける商品です。
日本酒が世界中で楽しまれる未来を作るために
SakeBottlersの名は、ウイスキーのボトラーズボトルに由来しています。
ボトラーズボトルは、蒸留所のウイスキーの原酒を企業などが樽単位で買い、各々で瓶詰めをしたものです。それぞれの企業が独自に熟成やブレンドなどを行うため、個性的で稀少なボトラーズボトルが多く存在します。
それに似た形で、弊社は自社で日本酒を醸造することはせず、日本酒の蔵元やアーティストにご協力いただき、独自の新たな商品を造ります。
既存の蔵がやれない、やらないことばかりをやる日本酒企業として歩んでいきたいと考えております。
様々な日本酒企業の取り組みの結果、日本酒業界が活性化し、世界中で型にはまらない日本酒の楽しみ方が当たり前になっていくことを願っています。
HITOMAKUブランドの日本酒は、そのような思いが詰まった、他にはない商品です。
「HITOMAKU CHALLENGE BLUE / HAVEFUN RED」を購入した方の感想
「キャンプに持って行きました。蓋ができてポケットにも入り、持ち運びやすいのがありがたいです。冬には、熱燗で楽しみました。」
「すっきりしたライトな味わいが好きです。外からは日本酒に見えないので、新幹線でも軽い気持ちで飲めました。」
「1合なので、お酒にあまり強くない私でも飲みきることができます。ワインのように食事に合わせてブルーとレッドを飲み分けています。」
などのように、嬉しいご感想がたくさん届いています。
商品名:「HITOMAKU CHALLENGE BLUE / HAVEFUN RED」
価格:2,190円(税込)〜
▼HITOMAKUのSNSをチェック!
・Instagram https://instagram.com/hitomaku_sake
・Facebook https://facebook.com/sakebottlers
・Twitter https://twitter.com/HITOMAKU_Sake
トレンド調査 ベストプレゼント編集部
飲みやすくアルコール度数が低めなので、家族や親戚への20歳の誕生日プレゼントにおすすめです。
また、日本酒に興味があるけれど手を出せていなかった、という方への贈り物にも向いています。
「外で飲んでいてもかっこよく見えるよ。」
など、SNS映えもする商品であることを伝えて贈ってみてください。