富士山をかたどった、温かみのある茶碗
富士山に見立てて作られた、美しい茶碗。きれいなグラデーションが目を引くこの商品は、どのように開発されたのでしょうか。
世界中のデザイナーのアイテムを取り扱うグローバル通販サイト、Pinkoi(ピンコイ)のPRマネージャーである安部めぐみさんに、「Floyd 富士碗」にまつわる様々なお話を伺いました。
「富士碗」開発のきっかけとは?
写真:Floyd デザイナー・藤沼氏
「Floyd」は、Pinkoiに出店しているブランドのひとつです。
Floydの本拠地は静岡県三島市で、Floydのデザイナーは富士山と共に育ってきました。そのため、富士山に強い思い入れがあります。
彼が子どもの頃から毎日見てきた富士山は、薄く霞みがかかった淡く幻想的な青色でした。
あるとき彼は、その富士山を思い起こさせる絶妙な色合いの湯呑みと出会いました。
調べたところ、それは長崎県波佐見で焼かれたものだったのです。
その湯呑みから着想を得て、彼は「富士碗」の制作に取り掛かったそうです。
本物の富士山の美しさを表現するために
「富士碗」の制作にあたり、デザイナーは湯呑みを作った窯元に連絡を取りました。
しかし窯元によると、湯呑みは随分前に作られたものであり、「富士碗」で同じ色が出せるかどうかがわからないとのことでした。
それでも、彼はあきらめることなく何度も熱い気持ちを伝え続けたのです。
やがて彼の想いが窯元に伝わり、「富士碗」の制作が動き始めました。
彼が波佐見の窯元にこだわったのは、イラストのような富士山ではなく本物の雰囲気に近い富士山を表現できる、と湯呑みの色を見たときに感じたからです。
そのイメージを窯元に伝えるため、彼は富士山の写真集を送るなど様々な工夫をして意思の疎通を図りました。
富士山の表現を追求した窯元の力
デザイナーの意向を汲み取った窯元は、試行錯誤しながら「富士碗」の制作に時間を費やしました。
「富士碗」は、素地の上から真っ白な釉薬を掛けた白釉で雪を、そこへさらに流した釉薬で雪解けの山肌を描き、美しい富士山を表現した作品です。
しかし、雪の部分を残して釉薬を掛け、青と白の境目にきれいなグラデーションを作ることは、とても難しく技術が必要な行程でした。
さらに窯の温度や、窯に入れる際の場所を変えながら、最高の仕上がりを求めて何度も試作をしました。
こうして完成に辿り着いた「富士碗」は、皆様のお手元に届く際、綿に包まれ桐箱に収められています。
デザイナーが綿を雲海に見立て、桐箱の中に作り上げた富士山の風景です。
2011年から愛され続けるFloydの富士碗
「富士碗」はFloydのオリジナル商品で、長崎県波佐見の陶窯で焼き上げられています。
釉薬の流れ方でひとつひとつ表情が変わるので、すべての「富士碗」が唯一無二のお茶碗です。
2011年に誕生して以来、多くの人に愛され続けてきました。
これからもたくさんの人がFloydの「富士碗」を手にし、幸せを感じてくださることを願っています。
「富士碗」を購入した人の感想
ご購入いただいた方からは、
「大変美しいお茶碗です」
「末広がりの富士山は縁起が良いので、お祝いにもぴったりです」
など、喜びの声をたくさん頂戴しています。
日本の象徴である富士山をモチーフにしたものなので、海外へのお土産として購入してくださる方もいます。
何度もご注文してくださる方もおり、嬉しい限りです。
商品名:富士碗
価格:3,300円(税込)
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トレンド調査 ベストプレゼント編集部
青富士のほかに赤富士もあるので、セットで贈っても喜ばれるでしょう。
「使っていないときも、見えるところに置いて楽しんでね」
など、茶碗のデザインの魅力が伝わるような言葉を添えて贈ってみてください。