日本の瓦文化を食器で体験できるおちょこ
昔ながらの瓦を使った「おちょこ」は、飲み物を入れると味が変化することでも話題を集めています。
完成するまでには、どのような経緯があったのでしょうか。
株式会社 瓦粋の方にインタビューし、開発秘話や使った人から寄せられた感想を伺いました。
屋根に使われる瓦で「おちょこ」を作ったきっかけとは?
弊社は、創業115年を誇る瓦葺き師の匠として歴史を築いてきた老舗です。
日本の瓦文化は1400年以上もの間継承されてきましたが、現在ではピーク時の3割以下にまで瓦の普及率が衰退してしまいました。
洋風の建物が増えていることに加え、耐震性なども理由のひとつで、今や有名な寺社仏閣でも瓦を使わないところがあるほどです。
このままでは瓦文化が埋もれてしまうという危機感を持ち、もっと身近に感じてもらえるように、瓦を使った食器の開発を思い立ちました。
「燻し瓦」が飲み物に与える効果に着目
開発では「燻し瓦」が持つ、表面が炭素膜に覆われているという特徴に着目しました。
炭素の力や、瓦が持つ非常に細かな凹凸により、飲み物の味を変えてくれる効果があるのではと期待しました。
土の選別や焼成方法、職人選びなどを含めると、企画を立ち上げて試作を作るだけで半年かかっています。
試作の結果、10年間寝かせた土を使って窯元が発見した炭素を閉じ込める特別な方法で焼成し、釉薬を使わず仕上げる方法にたどり着きました。
形状にもこだわり器としての使いやすさを追求
食器は肌に触れるものですので、瓦本来の手触りの良さや持ちやすさも大切なポイントです。
口当たりの良さにこだわって試行錯誤し、ちょうど良い縁の薄さを模索しました。
見た目の面でも、日本人が美しいと感じる「白銀比(大和比)」を取り入れています。
ひとつひとつ職人が丁寧に形を作っているため、試作に3年の月日を費やしましたが、ようやく納得できる器が完成しました。
「おちょこ」を使った人の声
お客様からは、
「毎晩の晩酌に欠かせません」
「こんなに味が変わるのか!と驚きました」
「このおちょこでお酒を飲むと、とてもおいしいです」
などのお声を頂戴しております。
贈り物にはもちろん、ご自分へのご褒美にもおすすめです。
商品名:おちょこ(2個セット)
価格:19,800円(税込)
▼株式会社 瓦粋のSNSをチェック!
・Instagram https://www.instagram.com/suiga_kawaraiki
トレンド調査 ベストプレゼント編集部
瓦の良さが伝わるだけでなく、食器としてもこだわりを持って作られているので、晩酌の時間をさらに楽しいものにしてくれます。
お酒好きの人や日本文化に興味を持っている人に贈ってみてはいかがでしょうか。