つげ櫛のおすすめ&人気ブランドランキングTOP10!選び方やお手入れも徹底解説!

つげ櫛のおすすめ&人気ブランドランキングTOP10!選び方やお手入れも徹底解説!

艶のある美しい髪や、薄毛対策に健康な頭皮を手に入れたいという人を中心に、つげ櫛が注目を集めています。この記事では、編集部がweb調査などを元に厳選した10個のつげ櫛を、ランキング形式でご紹介します。ランキングに選ばれた大人気のアイテムとともに、選び方のポイントなどもまとめましたので、髪と頭皮をケアする素敵なつげ櫛選びの参考にしてくださいね。

つげ櫛の人気ブランドランキングTOP10!

古くから日用品として、そして工芸品としても人気の高いつげ櫛。最近では髪のトラブルに悩む女性を中心に高い人気を誇っています。

そんな人気のつげ櫛ですが、デザインや大きさもさまざまで、数多くのアイテムがあります。

ここからは、おすすめのつげ櫛を厳選して10点ご紹介します。お気に入りの一品選びにぜひご活用ください。

第10位 さつま つげ櫛 解櫛 3寸5分荒歯(和泉櫛)

鹿児島で育てられる「薩摩つげ」を使ったこちらのつげ櫛は、輸入のつげを使用したものよりも弾力性に富んでいるのが特徴です。

キメの細かい木肌で、耐久性も高いため「折れにくく、とても長持ちする」と評判。
また、使い込むごとにほどよいツヤを帯び、経年変化を楽しめるのも魅力のひとつです。

こちらのつげ櫛は、3寸5分という非常に使いやすい長さなので、ショートからロングまでさまざまな髪の長さにおすすめです。
なお、お手入れには椿油を使用します。油をなじませ汚れを浮き上がらせてからハケでかき出すと、櫛が傷むことなく簡単に掃除できます。

種類:解櫛
材質:国産薩摩つげ
歯の間隔:荒歯(3.0mm)
向くスタイル:パーマ・セット

参考価格 11,700円程度

第9位 つげ櫛(多幸屋商店)

こちらのつげ櫛は、檀香木・桃の木・黄楊の3種類の素材からお任せで届きます。櫛自体にしっかりと厚みがあり、手に馴染んで使いやすいと好評です。

粗めの櫛歯は髪の毛のケアにも大活躍します。根元からゆっくりととかせば、皮脂を髪の毛に行き渡らせることができ、艶やかな仕上がりを実現できます。
また、つげ櫛は静電気が起きにくいため、くせ毛や枝毛に悩んでいる人にも多く選ばれています。

こちらの櫛は、比較的リーズナブルな価格で購入できるので、つげ櫛の入門としてこれから使ってみたい人にもおすすめです。

種類:解櫛
材質:檀香木・桃の木・黄楊
歯の間隔:荒歯
向くスタイル:ストレート・パーマ

参考価格 500円程度

第8位 あかね櫛 千鳥手つき櫛 ちりめんケース入り(かづら清老舗)

日本の熟練した職人が手作業で作り上げたこちらのつげ櫛は、「手つき櫛」と呼ばれるストレートタイプ。持ち手部分が太くしっかりとしており、手になじみやすいのが特徴です。

また、ちりめんケース付きで、「デザインがかわいくて、持ち運びにも便利」と人気を集めています。ケースは赤やピンクなど、3種類からカラーを選べるのも嬉しいポイントです。

つげ櫛のお手入れに欠かせない椿油とお掃除ブラシが別途販売されているため、お手入れに不慣れな人はあわせて購入すると良いでしょう。

種類:手付
材質:あかね材
歯の間隔:1.5mm
向くスタイル:ストレート・パーマ

参考価格 3,200円程度

第7位 あんず油仕上げのつげ櫛(マペペ)

スリムなコームタイプのこちらのつげ櫛は、あんず油が染み込んでいます。
油が行き渡ったつげ櫛はとても滑らかな櫛通りで、髪へのダメージを軽減できます。また、天然の木材を使用しており、静電気の発生を抑えてくれるのが嬉しいポイントです。

お手入れは乾いた布で拭き取るだけと非常に簡単。安心の日本製でありながら手頃な価格なので、コストパフォーマンスが高いつげ櫛として評判です。

なお、高温に弱く、変形する恐れがあるため、ドライヤー時などには使わないよう注意しましょう。

種類:セット櫛
材質:つげ
歯の間隔:-
向くスタイル:セット

参考価格 800円程度

第6位 つげぐしL 天然木本つげ・椿油仕上(貝印)

椿油で仕上げられたこのつげ櫛は、滑らかな櫛通りで静電気が起きにくいのが特徴です。他と比べると圧倒的にリーズナブルな価格で、気軽に購入することができます。

また、天然の本つげを使用しており、髪や頭皮に優しい使い心地が支持されています。使うほどに馴染んでくるので、愛着を持って長く使えます。

高級なつげ櫛も多く存在しますが、手頃な価格で良いものが欲しいという人におすすめです。
「櫛通りと手触りにハマった」という声があるほど人気で、初めてのつげ櫛にも向いています。

種類:セット櫛
材質:本つげ
歯の間隔:-
向くスタイル:セット

参考価格 1,000円程度

第5位 本つげ 木彫り セット櫛 大(不知火)

本つげに手彫りを施したこちらのつげ櫛は、セット櫛と呼ばれるコームタイプで扱いやすいのが特徴。
椿油を全体に染み込ませているので、「このつげ櫛でとかすと、髪の毛がスルスルになる」という声が上がるほど人気です。

櫛に施された美しい手彫りの柄は、木の葉と実・小菊・桜の3種類から好きなものを選べます。自分のお気に入りを選べるのが嬉しいポイントです。

長さ21cmほどと大きめのサイズで、使いやすさは抜群です。毎日の髪のお手入れに欠かせない一本と言えます。

種類:セット櫛
材質:本つげ
歯の間隔:-
向くスタイル:セット

参考価格 2,200円程度

第4位 あかね櫛 すかし彫り「半月とき櫛」(京の恵み)

透かし彫りが美しい「半月とき櫛」は、コンパクトで丸みのある形が特徴です。髪をとかすのはもちろん、飾り櫛としても使えます。
サイズも形も女性の手におさまりやすく、使い勝手が抜群です。使う人に女性らしい印象を与えてくれるのも魅力と言えます。

櫛をお手入れするときは、椿油を全体になじませて汚れを落としてください。製品の乾燥を防ぐとともに、櫛通りの良さもアップします。

また、定期的に椿油を染み込ませることで、美しい飴色に変化していくのも楽しみのひとつです。
数週間に一度、椿油に浸してお手入れすると、自分だけの色に仕上げることができます。

種類:半月解櫛
材質:カステロ(アカネ科)
歯の間隔:-
向くスタイル:ストレート・パーマ・セット

参考価格 1,800円程度

第3位 つげ櫛 解櫛4寸5分 国産さつまつげ ケース付 黒(辻忠商店)

艶やかで美しいこのつげ櫛は、つげの中でも最高級と言われている国産薩摩つげで作られており、その使用感は抜群です。
椿油をたっぷりと染み込ませているため櫛通りが非常に良く、ダメージヘアに悩んでいる人にもおすすめします。

つげ櫛工房の辻忠商店が販売するこのつげ櫛は、@cosmeでも数多くのクチコミを集める人気アイテム。「使うほど指通りが良くなってきた」など、喜びの声が多く届いています。

櫛としては高価ですが、お手入れしながら一生ものとして使い続けられるので、決して高い買い物ではありません。
使い勝手の良いサイズと歯の間隔で、どんな髪質の人にも向いています。

種類:解櫛
材質:国産薩摩つげ
歯の間隔:荒歯(2.4mm)
向くスタイル:ストレート・パーマ

参考価格 9,000円程度

第2位 椿堂潤いつげ櫛ケース付(くちろく)

京都に本店を構える「くろちく」が販売するつげ櫛は、日本製を選びたい人におすすめします。持っているだけで気分が上がるようなかわいいデザインも魅力です。

持ち運びに便利なガーゼ素材のケースが付いており、「バッグの中に忍ばせておくだけでもかわいい!」と好評を得ています。
また、椿油をたっぷりと染み込ませてあるため、すぐに使い始められるのも嬉しいポイントです。

静電気が発生しにくいうえ、髪をとかすほどに艶やかでしっとりとした手触りを楽しめます。手軽に本つげ櫛を使ってみたい人にぴったりの一品です。

種類:解櫛
材質:本つげ
歯の間隔:-
向くスタイル:ストレート・パーマ

参考価格 1,500〜3,000円程度

第1位 薩摩つげ とき櫛 三寸五分 105mm 中歯(十三や工房)

鹿児島の薩摩つげを贅沢に使用したこのつげ櫛は、高級つげ櫛として古くから愛されてきた逸品です。

京都を代表する「とき櫛販売店」として長い歴史を持つ「十三や工房」では、伝統の高い技術によって最高級のつげ櫛を丁寧に作り上げています。
その日本製の高い品質が、多くの人から信頼を集めてきました。

手におさまりやすい小さめサイズで使い勝手が良く、手の小さな女性にもおすすめです。
「娘の代まで残したい」という声があるほど人気で、一生ものとして長く愛用し続けられています。経年によって起こる色の変化を楽しめるのも魅力のひとつです。

種類:解櫛
材質:薩摩つげ
歯の間隔:中歯(1.0mm)
向くスタイル:ストレート・パーマ

参考価格 10,800円程度

つげ櫛とは?

つげ櫛とは、つげ科の樹木から作られた木製の櫛のことです。

つげ櫛の歴史は大変古く、奈良~平安時代頃から大和撫子の必需品として愛用され、万葉集にもつげ櫛のことが詠まれた素敵な歌が収められています。
江戸時代の後期には、髪を結う女性のために様々な形をしたつげ櫛が流通するようになり、古くから日本の女性に親しまれてきました。

彫りや塗りなどに日本古来の伝統技術が使われている「和」のアイテムとして、現代でも人気を集めています。

つげ櫛には髪や頭皮をいたわる効果やメリットがたくさん

プラスチック製の櫛やブラシで髪をとかすと、気になるのが静電気です。
ブラッシング時に生じる静電気は不快感だけでなく、枝毛や切れ毛、パサつきといった髪のトラブルにも繋がり、艶のある美しい髪の大敵になります。

それを防ぐのにおすすめなのが木製のつげ櫛です。静電気による髪の傷みを防ぐ効果に加え、キューティクルを整えて髪に艶を与えることが大きな特徴。
また、木製の歯が頭皮を優しくマッサージしてくれたりと、つげ櫛には髪や頭皮に嬉しいメリットがたくさん揃っています。

自分に合ったつげ櫛の選び方

まずはサイズをチェック

髪の毛の量や長さ、用途によって使いやすい櫛のサイズは異なるので、日常的に使いやすいサイズをチェックして選ぶのがおすすめです。

日本で古くから使われていたアイテムなので、サイズの表記も「寸」という馴染みの薄い単位で表されています。1寸は約3cmとして計算してください。

3寸~4寸

3寸~4寸のつげ櫛は、10cm前後の手のひらサイズです。ポーチなどに入れて持ち歩くのにも便利なため人気があります。

髪の毛の量が少なめの人や手が小さい人には、大きすぎないこのサイズが使いやすくおすすめです。おしゃれが気になり始めた中高生の女の子が使うのにも適しています。

4寸5分

標準タイプの4寸5分は13.5cmです。
自宅で使ってみて、あまりの使い心地の良さに外出先でも使いたい!と思った場合にも、携帯用としても使えるサイズなので重宝します。

多くの人に選ばれている定番サイズのため、迷ったら4寸5分を選ぶのがおすすめです。

5寸以上

5寸以上のサイズのつげ櫛は、自宅でのケア用として人気を集めています。髪の量が多い人は、しっかりとした大きさで安心して使えるこのサイズがおすすめです。

つげ櫛の持ちやすさも日々のヘアケアの重要なポイント。15cm以上の大きめサイズは持ちやすく、長い髪にも使いやすいことから多く選ばれています。

形別!つげ櫛の選び方

「つげ櫛」とひと口に言っても、実はその形の種類はとても豊富です。
どのつげ櫛を選べばいいのか迷ってしまうほどたくさんの種類があるので、ここでは種類ごとのおすすめポイントをご紹介します。

ポピュラーな解櫛

もっとも一般的なタイプのつげ櫛が「解櫛」です。軽く湾曲したフォルムの端から端まで歯のあるタイプで、初めてつげ櫛を使う人に人気があります。
持ち手部分が手に馴染みやすく、髪を梳く際に握りやすい点がおすすめのポイントです。

髪の汚れを取る梳き櫛

つげ櫛の一辺に目の荒い歯が、もう一辺には細かい目の歯が付いていて、使わない方の歯にはカバーをはめるようになっているタイプが「梳き櫛」。
髪の汚れやフケを取り除くことを主な目的として使いたい人におすすめです。

セットしやすい工夫があるセット櫛

細かい歯に、先端が細く尖った柄が付いているのが「セット櫛」です。
プラスチック製のコームと同様、柄の先端で髪を分け、細かい歯で髪の毛をセットします。髪の毛を整える機会が多い人におすすめのタイプです。

男性用の男櫛

「男櫛」はその名の通り男性向けに作られたつげ櫛で、おしゃれな男性を中心に安定した人気があります。
スーツの胸ポケットからサッとつげ櫛を取り出して整髪する姿は、ダンディーで素敵です。

持ち手の付いた手付

つげ櫛の片端が持ち手になっているタイプが「手付」です。
持ち手があるので使いやすく、おしゃれな和柄の専用ケースに入れてスタイリッシュに持ち運びできるため、幅広い世代の女性から人気を集めています。

飾り櫛としても使われる花櫛

「花櫛」は、桜やバラなど美しい花の模様が彫り込まれている華やかなつげ櫛です。
和服に華を添えるアイテムとして使われることが多いですが、もちろん本来の髪を梳かすという目的でも使えます。

本物志向の女性への贈り物としても人気があります。

丸みが優しい印象を与える半月櫛

「半月櫛」は半円型の丸みのあるデザインのつげ櫛で、女性らしさを演出したい人におすすめです。
広めの持ち手部分に可愛らしい模様が入っているものも多く、持つ人のセンスや品格をさりげなく高めてくれます。

パーマスタイル用のパーマ櫛

名前が示す通りパーマスタイルの人に適しているつげ櫛が「パーマ櫛」です。歯が荒く深めに作られているので、きつめのパーマにも安心して使うことができます。

パーマをかけている人にはもちろん、くせ毛のひとにもおすすめのつげ櫛です。

歯の間隔は用途に合わせて選ぼう

つげ櫛には様々な形があるだけでなく、歯の間隔にもいくつかの種類があります。
歯の細かさによって、適したヘアスタイルや用途が異なるので、小さな違いですが使い心地に大きく影響します。そのため、しっかりとチェックして選ぶことをおすすめします。

とても細かい「梳歯」

梳歯のつげ櫛は、2mmに満たない間隔で歯が並んでいます。目の細かさが特徴で、ストレートヘアを美しく保ちます。
ただし、歯の間隔がとても狭いため、初めての人には少し使いにくさがあるかもしれません。

髪の毛が柔らかかったり細かったりして、細歯を使ってみたもののより細かな目の櫛で梳きたいと感じた人におすすめです。

美しいストレートヘアを作る「細歯」

歯の間隔が2mmほどの細歯のつげ櫛は、艶のある美しいストレートヘアを手に入れたい人に人気があります。
セットの仕上げに細歯のつげ櫛で全体的に梳くのがおすすめの使い方です。

なお、髪の毛が絡まりやすい人は、ブラシで髪を梳いた後に使うようにしましょう。

もっとも一般的な「中歯」

中歯のつげ櫛は歯の間隔が2.4mmほどで、ストレートで普通の髪質の人に適しています。
ポピュラーで使いやすいタイプなので、つげ櫛を使うのが初めてでどれを選べば良いか迷っている人は、中歯のつげ櫛がおすすめです。

髪の堅さや絡まりが気になるなら「さし荒」

3mm程度の歯の間隔があるさし荒のつげ櫛は、ゆるいくせ毛、髪の堅さや太さなどが気になる人も安心して使えます。
目の細かい櫛では歯が折れてしまうかもしれないと心配な人は、まずはこのタイプを選んでみるのがおすすめです。

パーマやくせ毛には「荒歯」

荒歯は歯の間隔が3.5mmほどあり、細かいパーマをかけている人や強めのくせ毛の人にもっともおすすめのタイプのつげ櫛です。

パーマやくせ毛はきちんとお手入れをしないと髪の毛が傷んでいるように見えてしまいます。そこで、日々のブラッシングにつげ櫛を使って、健康的な髪をキープしましょう。

つげ櫛の材質もしっかりチェック!

つげ櫛を始めとする木櫛には、つげだけでなく様々な樹木が素材として使われています。主に使われている5つの木材には、次のような特徴があります。

・黄楊(ツゲ)
高い耐久性と加工のしやすさ、滑らかな肌触りでもっとも櫛に適した材質

・イスノキ
緻密で重く耐久性が非常に高い

・樺・真樺(カバ・マカバ)
美しさに定評があり、使い込むほどに味が出る

・桜
材面が滑らかで、自然な光沢がある

・椿
堅く粘り強さがあり、つげと同じような用途に使われる

本つげが本物?

本つげというと、「本物のつげ」といったイメージを持ちますが、実はすべてに黄楊が使われているわけではありません。
本つげという刻印がされたつげ櫛でも、原材料が東南アジアのアカネ科の樹木である場合も多いです。

国内産の本物のつげを選びたい場合は、しっかりと原材料を確認するのがおすすめです。

代用材のあかねつげ

主にタイや東南アジアが産地の木材で、つげとよく似た特徴を持つことから、つげの代用材として多く使われています。
つげに比べるとその質や強度は劣りますが、静電気を起こさず髪や頭皮に優しいため、初めて使うつげ櫛として人気です。

国産の最高級品!薩摩つげ

鹿児島県指宿市の市木でもある薩摩つげで作られたつげ櫛は、美しい質感の見た目と滑らかな櫛通り、地肌への心地よい刺激という嬉しいポイントを兼ね備えています。
鹿児島県の伝統工芸品にも指定されており、材質の良さと高い製作技術による最高級品として人気が高いつげ櫛です。

つげ櫛の産地から選ぶ

国産の黄楊を使った高価なつげ櫛は、やはり高い人気を誇ります。
もう少し手ごろな価格のつげ櫛を選びたいという人には、外国産の木を使って、国内の専門店で職人の手によって作られているものがおすすめです。

古くから栄えた京都や大阪、浅草や、薩摩つげの本場である鹿児島には、老舗といわれる専門店が多くあります。
なお、京都と東京の上野には「十三や」という同じ屋号をもつ店がありますが、これは櫛屋の屋号として古くから多く使われてきたもので、両店は別々の人気店です。

毎日使うものだからデザインも重要

機能面だけでなく、木の優しい風合いと彫りや塗りなどの可愛いデザインもつげ櫛の魅力です。
桜模様が定番で人気のデザインですが、最近では猫などバラエティー豊富なつげ櫛があります。

使うたびに楽しい気分になれる、お気に入りの一点を見つけてくださいね。

重厚な印象の彫り

彫刻による模様には様々なデザインがあり、つげ櫛選びをより楽しくしてくれます。
彫りを入れていないシンプルなものもありますが、自分らしい模様が彫り込まれたものを選ぶのがおすすめです。

また、名前を彫ってくれるお店もあります。お気に入りの模様や自分の名前入りのつげ櫛には愛着がわき、長く使い続けたくなりますね。

上品な印象の透かし彫り

透かし彫りは、木をくりぬいて模様を表します。櫛の持ち手の小さな部分に透かし彫りの模様を入れるのは、職人ならではの伝統技術です。

透かし彫りが施されたつげ櫛は、上品で可憐な印象があり人気です。桜や紅葉など花模様のワンポイントが、つげ櫛の高級感を一層高めてくれます。

つげ櫛のお手入れ方法

お手入れ方法は2種類あります。

ブラシについた汚れを落とす「掃除」
汚れが気になったときに随時行います。専用のブラシクリーナーかティッシュなどでブラシの歯に沿って優しく拭き取ってください。
その際に椿油を数滴たらすと、汚れが取れやすくなります。

櫛を油に漬ける「メンテナンス」
つげ櫛をビニール袋に入れ、全体が浸かるように椿油を適量入れます。このとき、袋の上から椿油をなじませるようにするとより効果的です。
30分以上放置した後、ブラシクリーナーなどで歯の汚れを優しく取り除きます。余分な椿油を布やティッシュなどで丁寧に拭き取れば完了です。


なお、椿油はオリーブオイルなどで代用できます。
櫛を毎日使う場合、1ヶ月に1度お手入れするのがおすすめです。使用頻度が少ない人でも2ヶ月に1度は行いましょう。
お手入れすることでどんどん飴色に変化し、自分だけのつげ櫛に育っていきます。

カビが生えてしまったら?

つげ櫛を長期間使用せずに放置していると、カビが発生してしまうことがあります。

そんなときは、まず乾いた布やティッシュなどでカビを丁寧に取り除きます。歯の間は布を通して拭くと取りやすいです。
その後、布に椿油を少量染み込ませ、つげ櫛全体を優しく拭きます。全体に椿油が行き渡ったら、風通しが良い日陰などにおいて休ませましょう。

保管する際も、なるべく風通しの良い状態で置いておくのがポイント。和紙などに包んでおけば、通気性が良くホコリの付着も防げるのでおすすめです。

おわりに

つげ櫛は、プラスチックの櫛と違ってお手入れが必要であるなど、手がかかる部分も多いです。
面倒に感じてしまいますが、手をかければかけるほど色や質感が変化し、自分だけの櫛へと育つ楽しみもあります。

お手入れを楽しみつつ、髪に良いつげ櫛を使って、ツヤツヤな髪を手に入れましょう!

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