心地よい音を奏でる安全設計のカバー付きハサミ「Casta （カスタ） 」の開発秘話に注目｜長谷川刃物株式会社

切る動作がしやすい仕組みで、力を入れなくても扱える安全なハサミ。
切るときに聞こえる音も楽しめるこのアイテムは、どのようにして誕生したのでしょうか。

今回は、「カスタ」開発の裏話を、長谷川刃物株式会社の販売グループ 辻友梨さんに伺いました。

「カスタ」が生まれたきっかけは、養護施設である方と出会ったことです。
ハサミは開閉するのにある程度力が必要ですが、その方は握力が弱く、口でハサミを使っていました。

自分では何気なく使っていても、ハサミを扱うことが難しい場合もあると知り、開閉のサポートをすることによって誰でも簡単に扱えるハサミを開発したいと考えました。

開発で一番難しかったのは、ハンドルとカバーの形です。

握って使えるようなハンドルにすると、切った紙とぶつかってしまいます。
また、カバーを付けるにあたって、カバーの形をどうするかも悩みました。

そこで、カバーにスリットを入れ、スリットの向きを左右で変えてみたのです。
上向きのスリットと下向きのスリットを設けたことによって、切ったものが自然と上下に分かれ、うまくさばけるようになりました。

「カスタ」は、弊社のHARACというブランドの商品です。
このブランド名には「刃を楽しむ」という意味が込められていて、刃物でありながらも遊び心に富んだ製品をお届けしたいという思いがあります。

「カスタ」も、使う楽しさを感じていただけるよう、親しみやすいカスタネットにちなんで名付けました。

どなたにも楽しんでいただける商品となれば幸いです。

「カスタ」をお使いいただいた方からは、

「力が必要なく快適に切ることができて嬉しい」

「置いたままでも切れるのがすごい」

「子供にも安心」

「大きさがちょうど良く切れ味も良い」

など、大変ご好評いただいております。

商品名：Casta（カスタ）
価格：1,500円（税抜）

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